Thinking

自己評価の下方修正

希望格差社会 コメント欄で教えていただいた内田先生のエントリー。以前書いた拙エントリーと重なる部分も多く刺激的だった。 ただ実際には、「『夢見る』子どもの自己評価をゆっくり下方修正させる」はずの学校教育の場は、全体的にみると、「個性の尊重」…

巡るめく時の中で無数のドンキホーテ

前回のエントリー(「自己処罰のスパイラル」)は前々回のエントリー(「ある都市遊民の肖像」)に続き、『宿命を越えて、自己を越えて』を読んで思ったことを敷衍して書きました。 「ある都市遊民の肖像」にも書いたことですが、彼の日記を読んで僕がまず驚…

自己処罰のスパイラル

自己処罰は麻薬のようなものだと僕は思っている。癖になるし一度ハマるとなかなか止めることができない。そして確実に自分を蝕んでいく。 自己処罰は快感を伴う。なぜならそれがストレスのはけ口になるからだ。そこには加害者である自分を安全圏に置いたまま…

ある都市遊民の肖像

僕はここに「ある都市遊民の肖像」を見る(『宿命を超えて、自己を越えて』)。 僕は24歳で彼は20歳だった。僕は働いていて、彼は逮捕された。だけど僕たちは驚くほど似通っている。 生まれてきたことを呪い、生まれてきたくなどなかったのだと叫び、生んだ…

お星様は綺麗だけれど・・・

「ちょっとすごいんじゃないのこれ?」の、今回はパッチ記事です。よろしければ前回の記事からお読みください。 前回の文章を読むと、どう見ても、unvisが著名人インタビュー物に採り上げられた一角の自分物たちといわゆる無気力な人たちを対置して、前者を…