book

蒐集家の食指を動かす装幀『アルカロイド・ラヴァーズ』

星野智幸の最新作『アルカロイド・ラヴァーズ』を読んでいるのだが、それにしても綺麗な装幀である。ご本人が絶賛されるだけのことはある。そう言えば最近記憶に残る美しい装いの本があっただろうかと考えてみる。

読者だからって安心してんなや、とは三郎も言っていないが

奈津川家の暴力は遂に読者をも捉えるなどと言ってみてもまったく意味ナシゴレン。それでもって、なんだ三郎、やっぱりあんたは頭使ってるんじゃんあんた頭使ってるやんはっはっは、と感化されまくってる私は馬鹿。 この小説には物語への言及が随所に見られる…

世界は広くておもろい小説も数限りなし…だといいなぁ

最近魅力的な小説に出会う機会が増えていて誰にでもないけど感謝している日々。謝々。 新春早々『家畜人ヤプー』と『オブローモフ』と『アンナ・カレーニナ』で頭の芯までずっしり重くなったあとに『ぼくは始祖鳥になりたい』を無難にスルーして辿り着いたの…

年末にじっくり読みたい小説

僕は個人的に、これらの本を冬休み小説と位置づけている。要するに年末・年始の騒動をスルーして、炬燵に入りながらじっくりと読みたい小説のことだ。逆にいえばそれ以外のときはなかなか腰をすえて読む機会がない。今年は何冊読めることやら。 沼正三『家畜…