結婚を誓った男女の本当の性別は?

ネットゲーム恋愛論──詭弁編(「四千堂本舗。」(作者 四千堂氏))
 まずは上のブログを読んでいただきたいのだが、これは四千堂さんがオンラインゲーム「RAGNAROK ONLINE」(以下ラグナロク)のマリッジシステムから、ネットゲームの恋愛論について語ったものだ。ラグナロクとはMMOPRGと呼ばれる人気オンラインゲーム、マリッジシステムとは同ゲーム上でプレイキャラクター同士を結婚させるシステムのことらしい(詳しくはこちら)。
 私はこれまでオンラインゲームといえば「奇蹟の大地 MU」しかやったことがなく(それも無料版)、熱心なゲームユーザーでもないのでこんな機能があるなんて想像したことさえなかったのだが、これはちょっと面白いことだなと思う。この機能に関しては、オンラインゲーム上のキャラ同士の結婚がユーザーにとってどのような意味を持つのかという点で興味を引かれる。
 もちろん「擬似恋愛」などとお馬鹿な説明をするつもりはまったくない。そもそもがゲーム上の話なのだから、ユーザーにとっては、まずはゲーム上の論理、例えばキャラが結婚することで発生するメリットなどが優先するだろと思う。それにゲーム上では男性が男キャラ、女性が女キャラを使うとは限らず、男性が操作する男キャラと別の男性が操作する女キャラが結婚することもある(ってか、それが大半?←この言葉に他意はありません。単純にゲーム人口における男女比を知らないだけです)。
 ただある種の演技みたいなものは自然にユーザーの中からでてくるだろうなとは思う。それがたとえ男性ユーザーであったとしても、女キャラを使うときには女性としてのジェンダーを演じてみるみたいな。「ごっこ」の誘惑はあると思うわけですよ。
まあユーザーはもっとクールに遊んでいるだけで、もしかしたらそこには特に人に言うほどのこともないのかもしれませんが。一度ラグナロクユーザーにどんな感じがするのか聞いてみたいと思っただけ。いまのところはそれ以上は踏み込めません。