「あちこちで『なぜ自分は書くのか』といった文章を目に」する方に

 ブログを書くようになってから、時間が過ぎるのが遅くなった。矛盾しているように聞こえるかもしれないが、一日前の自分のブログを見て随分と昔に書いたような気がしてしまう。その前はもっと昔で、その前の前ははるか昔。けど実際はまだ書き始めてから23日しか経っていない。これって一体どういうことだ? 書き始めた日の記憶はもうほとんど意識の辺境にある。一体あれはいつのことだったのだろうと思って初日のブログの日付を見てみると9月28日だった。おいおい。
 それを読んで、あの頃はな〜んも分かってなかったよなと思う。一昨日のブログを読んでもそう思う。過去のブログはすべてそう思う。明日になればこのブログを読んできっと同じように感じるに違いない。いまだってな〜んもわかっちゃいないけど、昨日より少しはマシ(こういうことはやっちゃいけないことなんだと気づく)、一昨日よりは少しマシ(こういうことは書くべきじゃないんだ、このブログではと気づく)、その前よりは少しはマシ(こんなことを書いたって意味はなかったんだと気づく)、その繰り返しである。これって成長かもしんない、マジで。
 で、だ。自分のことを語るブログというものがあって、それって一体どういう意味があるんだ?と問う人もいるけれど、ブログするという行為は、誠実であろうと努める限りにおいて、当の本人を成長させる建設的な手段だと思うわけなのです、本人的には。ま、ドンキホーテ的な独白です。