2005-05-24から1日間の記事一覧

『老人と海』のあとがきに学ぶ近代小説史

ヘミングウェイの『老人と海』が読みたくなり改めて新潮文庫版を購入したところ、訳者福田恆存氏のあとがき「『老人と海』の背景」に出会った。大学で学んだことではあるのだが、近代的自我観を基礎として発展した近代小説の起源と限界を説明する概説として…