せんせいありがとう

Time off
 あああ、ついにそうなってしまったか。うーん。なるほど。そういうご決断をされたのですね。そういえば以前のエントリーでもポロッとこぼしてたもんなぁ(参照)。ふむふむ。けどなんて言うんだろこの気持ち。えーっと、うーんと・・・・・・・・そうだ、「切ない」。

ここからは独り言なのですが、今のフォーマットでは将来性が見えないんですよね。本来の仕事とは関係ない形で言論活動をしても、自分のキャリアアップには結びつかないのはわかっていますし。それから、アクセス数が増えて、匿名とはいえある程度責任の持てる発言をしようと思うと、エントリの準備や資料集めにも時間がかかりますし。このサイトを通して得た発言の機会、また、いろいろな方々とのご縁は大切にしたいとは思いますが、少し休んで現状を再検討したいとは思います。それから、じつは私の本業のほうも非常に不安定な身分でして、もう少し落ち着くまではそちらに全力をつぎ込みたいというのもあります。

 そうなんでしょうね。この文章からも葛藤が滲み出てますもんね。・・・・・・切ない。
 なむぐるまむなぐるま氏と言えば、これまでこんなのこんなのでブログの将来のあり方について有名ブロガーと対話(TB)を交わしながら模索する一方で、最近ではアメリカ大統領選挙に関する様々な情報を、まさに「アメリカ在住の人文系研究者による日常観察・オピニオン系blog」の副題のままに、精緻に発信し続けてきたハブブロガーのひとり。奇しくもつい2日前にはその大統領選の分析とブログでの発言で町山智浩氏と熱い応酬を交わしたばかりだったし(参照)。
 実は、私のアンテナに入っているブログにはなむぐるまむなぐるま氏のエントリーによってその存在を知りその後もヲチを続けているものが多い。いってみれば初心者ブロガーが初めて出会ったメジャーブロガーのひとりなわけで、その分どこか身近に感じているのかも。それに、なんだか同胞がひとり現実に負けてしまったような気がしないでもないのはなぜ?(同胞だなんて身分もわきまえずスイマセン)
 けどこのあたり、ブログなんて所詮趣味レヴェルの話でしょうという人たちの根拠のひとつになるんだろうなぁ。結局ものにはならないものなのかな?
 余計なお世話かもしれませんが、いまこの辺境にあるブログを読んでいる物好きな方で、まだなむぐるまむなぐるま氏を知らず、なおかつ「アメリカ政治系ブロガー」を目指そうと考えている方は、なむぐるま氏が遺していかれた置き土産を死物狂いで利用して、立派なブロガーになってください。<追記>(←「勉強しなきゃいけないのはお前ぇだろ」ハイ、その通りです)

<追記>(2004/11/08 19:20)

もうホトホト自分に呆れてしまうと同時に、「むなぐるま」氏に平謝りです。これじゃあ何のための謝意の文章なんだか。このひと月のあいだ一度も気づくことなくナムグルマナムグルマと言い続けてきた自分をしばきたい・・・・しばきたおしたい。そんな気持ちです。「なむぐるま」ではなく「むなぐるま」氏です。ホントすいませんでした。ヒヤヒヤ。